工場長の考えてること

工場長の考えてることを脳みそ直だしです。

タモリ倶楽部が終わる

タモリ倶楽部が終わるそうだ。四十年続いたらしい。 残念だとは思うが潮時では有ると思う。沢山のタレント。芸能人という意味ではなくて、安齋肇やみうらじゅんらの有名どころではなくても、一般のマニアだったり専門家だったり、市井の人々をメインのゲスト…

言葉の変換機能がバグる問題とワカモノの早送り

英語ニュースをよくライブで見ている。英語は集中すれば聴き取れなくはないが、ながらなので、多くは同時通訳さんのお世話になるのである。 省略はもちろんあるが、時々笑っちゃう日本語も出る(とは言えもちろん通訳さんのスゲェ能力に感嘆してるけど)。 …

シン・ウルトラマン ネタバレなしレビュー(追記あり)

樋口真嗣 監督 庵野秀明 企画・脚本 2022 東宝・円谷プロ・カラー作品 出演 斎藤工 長澤まさみ 有岡大樹 早見あかり 西島秀俊 他 2022年5月13日、シン・ウルトラマンが公開された。複数回観てきたのでネタバレなしのレビューをしたいと思います。 □この映画…

ウクライナ侵略の気づき

ロシアがウクライナに侵攻した。明らかな侵略行為であって何がどうあろうとも肯定できない。戦争反対の声を上げていきたい。 わずかな寄附をした。 今、40年ぶりの緊急国連総会を観ながらこれを書いている。国際社会の結束を願うがそんなウクライナの戦禍の…

最期のエヴァ

庵野秀明は誰に愛されるか この文章はシンエヴァ鑑賞前に書いているのでネタバレはない。 シン・ゴジラ以降、庵野秀明監督は大人になったと個人的に評価していた。 個人的な作品ではなく、プログラムピクチャー『ゴジラ』の総監督として評価を受け、売り上げ…

感情と科学を管理した政治

政権が8年近く続いた理由をボンヤリと考えていた。 すごく冷徹に経済だけで見れば国力は落ちていったとしても、株高、円安、失業率の解消。新卒の求人倍率がある程度あったなど、穏やかな時代であったと見る人がいてもおかしくない。そしてそれが主因かも知…

焼き鳥の価値

家から5分ぐらいのところに焼き鳥屋がある。 もう、若くはないご主人とおかみさんで回している東京の下町にあるような店だ。 高級店ほど、ものすごく美味しいわけでもないが、良心的な価格。個人店なのでそれほど焼き鳥の種類があるわけでもない。良くて10ぐ…

デジタルでわたしはどこまでわたしを管理できるだろう。

いやいや。ドコモ口座の件に端を発して、爆発したゆうちょ銀行やらむしろ訳が分かってない多くの方々の口座を自己確認せよ、などとたわけたことをなされておりますが。 ま、先は見えませんな。 それは一旦置いておいてですよ。 COVID-19で家にいる事が多くな…

法空間学についてのメモランダム COVID-19下において

2020年3月からの本邦のCOVID-19状況下で、当初わたしはこの国の「公共」について検討すべきものと個人的に考えていた。 だが、それは違った。 感染性の強いウイルスであるため保健所の管轄となる。保健所は地方行政の所管であるため、対策の現場は地方自治体…

誰がためのワイダニット

ミステリー推理小説にはワイダニット、フーダニット、ハウダニット、という言葉がある。Why done it? Who done it? How done it? それぞれなぜ?誰が?どのように犯行に及んだのか。という意味だ。 トゥルーマン・カポーティはミステリ作家ではないが悲惨な…

トウキョーの果て

昔、フィツジェラルドがビルに登って「なんだニューヨークに果てがあるじゃないか」とかエッセイに書いてた。 行政の境の移動自粛と言われましても、荻窪辺りに行くと、高いビルはないなぁと思うし、練馬でもさいたまのデカいマンションが見えたりする。 東…

ニューノーマル(和名新しい生活様式)について

これについては思うところが多い。 元々の日本の伝統経済の意味不明の仕事しかた、非正規、パワハラまがいの業務遂行、そして、行動変容を変えられない人への目線が全くない。 わたしは政府が中心でダメでないしても、ある程度の社会成層に語りかけられ、実…

今こそ社会学群の活用を

社会学学群、社会心理学、社会行動学、他漏れてるけど、社会情報学、あらゆる社会を見てきて、疫学、感染学には触れられないまでも、購買、外出行動に対して、知見を何らかの形で行政に反映する時が来たと思う。 感染症対策チームに忙しいとは思うが、これら…

公共について考えていた

自宅勤務が結構な期間になった。 我があばら居は東京にあって、東京では2020年の4月8日から蟄居要請がでた。言葉を変えると緊急事態宣言である。 しかしまぁ、チグハグな土日は出るなよ出るなよ。とか会社生活は、大都市部だと出来るだけ家で仕事しろとか、…

なぜ余は自家製マスクに挑んでいるか

しょっぱい話である。 まだ我が家には普通のマスクがある。あるが。そんなに沢山はない。その他に繰り返し使えるポリウレタン製のマスク(黒)がある。 が、いくつかお仕事に行くと、だ。マスクがマナーになっている。お取引ある会社の社員はリモートになっ…

COVID-19関連で日本では使われない語

日本では3つの密。 (1)換気の悪い密閉空間(2)多数が集まる密集場所(3)間近で会話する密接場面 が、取り上げられているが他国のニュースを見ていると他の単語も使われているので記す。 ◆社会的距離(ソーシャルディスタンス) ウイルスの飛ぶ飛沫は約2mと言わ…

マリーと森まゆみさんのこと

『主婦マリーがしたこと』という映画は、ほぼリアルタイムで鑑賞していた。一体どこの映画館でみたのか。ル・シネマかどこか。とんと思い出せない。まだ映画の仕事をする前だったから試写会でもサンプルでもないのは間違いない。 https://allreviews.jp/revi…

世の中なにをどの程度知っていれば良いのか問題

ネットの世界では情報弱者、略して情弱という言葉が使われることがある。 知らないために騙された、とか知らないために損をした。的なことに使われることが多いようだ。 だがしかしだ。義務教育でわかることを別として、現代社会はあまりにも情報過多なもの…

選択の迷宮

選ぶのは大変だ。 ひとまず身近な食品。 コンビニやスーパーのプライベートブランドは実は有名メーカーの受託であったり、メーカーもブランドも混乱している。 売れ筋で選ばれて最適化されているはずのコンビニの棚のドリンクは店舗によって置いてあったりな…

わたしは何故セキュリティを(も)仕事にしたのか

ほとんどの仕事はITのエンタメ絡みだが、この一年半ほど、セキュリティ商品を扱って学んできた。仕事だから詳細は言えないけど何とか今年からお金になる。 さて何故わたしはセキュリティをやっているのか。 商品の特性もあるけれど、スマホであれセキュリテ…

外国人は今日も働く

元旦に中華を食べに行った。 その店が元日でもやっていることは分かっていた。昨年もそうだったから。 やたらと羊があるので東北地方出身の中国人シェフかもしれない。その店で生まれて初めて羊肉の皮の厚い餃子を食べた。 四川風の定番があるかと思えば、ウ…

新年ハオと世界の終わり

あけましておめでとうございます。みなさん、そこんとこひとつよろしくお願いします。 元日にふさわしい一文をしたためようと思ったがそもそも私はおめでたい人間ではなかった。 アタマの方はかなりおめでたいし運も悪くはないと思い込んでいるが、それはさ…

当事者性と語られることの間【社会学の一つの先へ】

自分のことを社会学徒だと思っている。 しかしながら、学校では寄り道を沢山させられた。 いまさらなら幸いと思う。が、社会学専門の教師が少なかったため国体や憲政史(それゆえに戦後史のレポートを書かなきゃいかなかった)さらに法哲学(なんでアリスト…

信用の失われた社会はどうなるのか【香港について】

記録がないとかの例の宴会の話じゃない。 香港だ。 日本で考えると「警察」は割と信用されている方だと思う。先進国とそうでない国を分けるものとして、司法が信用されているか否かということがあるとすれば多くの先進国の警察は「比較的」信用されていると…

感情史と表現

感情史が気になっている。そして何とか読み込んでいる。 性差や階層差、文化資本、使われる用語の変遷。全体にジェンダーと歴史の結いができるのではないかと感じるからだ。 感情史については無料公開されている森田直子氏の下記が概観としてよくまとまって…

無印とUNIQLOの違い(大型店にて)

特別な訳がありそうで、よく分からないがUNIQLOは買わないが無印良品は食品から何からよく買う。 よく買う=よく行くということで、近場のお店は上野かアキバか銀座ということでその三つにしばしば出かける。最近お気に入りのMUJI Labは上野マルイか銀座しか…

選挙の行方と失われかかって守るもの

2019年、11月25日現在。香港の区議会議員選挙の真っ最中である。 香港の中国返還以降、最高の投票率70%に手が届きそうであり、また民主派が圧勝しそうである。 行政長官を含め中華人民共和国に対してこの区議会選挙がどの程度民主化、あるいは現在の香港デモ…

サバイブとモバイル

もう、しばらく前のことでお忘れかもしれないが北海道のブラックアウトは本当に驚いた。 電力グリッドの脆弱性が明らかになったからである。 日頃から日常の外出にも緊急用品に転用できるものは負担にならないように入れてるつもりだが。 そして何か災害が起…

芦田愛菜という呪い

芦田愛菜さんが、なんだか日本の偉い人がアレだ。お役につくので着物を着てお話をされた。わたしは這いつくばって映画観ていたので見てないがさぞや素晴らしいご挨拶だったのでございましょうと思う。 芦田愛菜さん2019年現在15歳(以下敬称略)について語る…

壁の向こうにいた男

壁の向こうにいた男と20分ほど話した。 壁の向こうとは(わたしは直接そう言わなかったけれど)刑務所のことだ。 2人きりで20分と言っても特別な場所じゃない。タクシーの中。自宅前の不忍通りから職場までのほんの僅かな間である。 かつて仕事でそういう方…