工場長の考えてること

工場長の考えてることを脳みそ直だしです。

世の中なにをどの程度知っていれば良いのか問題

 

ネットの世界では情報弱者、略して情弱という言葉が使われることがある。

知らないために騙された、とか知らないために損をした。的なことに使われることが多いようだ。

 

だがしかしだ。義務教育でわかることを別として、現代社会はあまりにも情報過多なものはある。情報には偏りがあること、またフェイクーニセ情報があること、更には知ろうと思えば理解できることの範囲が広すぎる。。。かつネットや書籍も正確な情報ばかりではない。。。とすれば、正直誰しもがどこかの分野では、情報弱者なのではないかしらと思う。

 

確かに携帯電話料金を、仕組みをあからさまに知らないと言うのはあるが、あんなに変更されていれば、わたしも詳しいほうだが細かいことまで全て把握していられない。

 

医療情報もだ。標準医療に入ってないまだ仮説段階のものをバンバンメディアで話す医師もいて、インチキかセミインチキか、標準的な療法なのか、先進的な療法なのか、それとも診断ミスなのか、あまりにも組み合わせは多い。

しかもそれが命に関わる情報だと、藁をもすがる気持ちに乗っかってくる詐欺師がいるものだから困ったものだ。

 

最近でも、血液一滴、尿だけでe.t.c...ガン検査が出来るというものがもてはやされたりしているが確率の問題、部位の問題が分からなければ診断に有効なのか、過剰な心配を患者に負わせるだけではないか、との指摘が医師からでている。がん検査は放射線を使うものも多く、ただひたすらに検査すれば良いというものでもないし、早期発見に必ずしも寄与しない。

 

金融だってそうである。ある特殊な例をあげて資産何億円。と言われたところでリスクについて明確ではない。運用はプロですらリスクがつきものだが安直なものについ目はいくし、本にもなりやすい。

 

詐欺の定番として「儲かるんだったら自分や仲間だけの秘密にするはず」というツッコミがある、、、が情報商材の類の詐欺は後を絶たない。情報商材は大抵、この商材をそのまんま売って、儲かる。であるが、もちろんゼロから売りつけたほうが儲かるに決まってる。少しめまいがするが当たり前である。

 

「常識」と簡単にひとくくりに知識を言ってしまうがネット、SNS、情報氾濫の時代に、いったい全体「何をどの程度知っておけば良いのか、日常生活にだまされずにすむのか支障がないのか」は是非とも義務教育などに組み込んでほしいものである。

 

と言っても、書いてる本人もこの問題は果てのないもので答えは出てない。

分かりやすく良い本が定番書として『家庭の医学』のようになれば良いと思うが。。。

IT系だったら、わたし書けるかしらん。。。